「告訴状を出したけど、その後はどうなるの?」
実際に告訴状を提出したあと、警察がどのような対応を取るのかは意外と知られていません。受理された後に何が起こるのか、受理されなかった場合はどうするのかについて、行政書士の視点から詳しく解説します。
目次
まずは「受理されるかどうか」がカギ
警察に告訴状を提出しても、すぐに事件として動いてくれるわけではありません。まず行われるのは、「内容の確認と受理判断」です。
以下の点が確認されます:
- 犯罪事実があるか
- 加害者がある程度特定されているか
- 証拠や主張が整理されているか
- 「処罰を求める意思」が明確か
受理されたらどうなる?
受理された場合、以下のような流れで進みます:
- 警察内部で「事件番号」が付与される(刑事記録として登録)
- 担当の捜査官が割り当てられる
- 事情聴取(被害者への再確認や詳細ヒアリング)
- 証拠の収集(必要に応じて関係者・証人の聴取)
- 加害者の事情聴取(任意または強制捜査)
その後、警察が「起訴すべき」と判断した場合は、書類を検察へ送致し、刑事手続きが進みます。
受理されない場合の対処法
受理を断られることもありますが、その際は以下の対応が有効です:
- 「受付拒否理由書」を求める
- 別の警察署や本部へ相談(再提出)
- 証拠の補強、主張の整理を再検討
- 行政書士など専門家の協力を得て再提出
一度断られても、内容を見直せば再チャレンジできることがあります。
その後の連絡はある?
警察から進捗の連絡が来るとは限りません。
「特に連絡がない=動いていない」というわけではありませんが、気になる場合は定期的に問い合わせてもOKです(担当の刑事課など)。
まとめ
- 告訴状提出後は「受理」されるかが第一関門
- 受理後は捜査 → 検察送致という流れ
- 受理されなくても再提出できる可能性あり
- 不安があるときは行政書士に相談を
行政書士しまだ法務事務所では、告訴状提出後の対応も見据えた書類作成を支援しています。お気軽にご相談ください。